概要

靴下はもともと大きく編まれている。長さはセンチメートル単位で売られ、長いものは履く前なら膝上にまで届く。その余りをすべて押し下げ、襞の柱にするためである。効果こそが目的であった。白い綿がたまることで、対比によってふくらはぎと足首が細く見え、極端に短いスカートの下で脚の見える長さが縮む。そこに繊細さはなく、はじめから求められてもいなかった。

着方と特徴

そのままでは下がってしまう。定番の解決法は、まさにこのために売られていた棒状の身体用のりで、脚に塗って襞を好みの高さに留めた。輪ゴムを内側に仕込む手もあった。たるませ方には技術があり、意見もあった。襞の位置の高さ、襞の数、くるぶしを隠すかどうか。一日のうちに何度も直された。スカートはウエストで折って短くし、ローファーを合わせる。その一式は、ある種の女子高生の姿として一目で通じた。

歴史

この流行は九〇年代半ばから高校に広がり、九六年ごろには一般的になって、同じ時期のギャルの装いと固く結びついた。世紀の変わり目あたりで退き、紺や黒のショートソックスが戻ってくると、一つ下の学年の目にはもう古く映るようになった。それで終わりではない。二〇二〇年代に入って、最初の流行を知らない世代によって再び履かれている。記憶に残るほど強い学校の流行が、たどるいつもの道である。