概要
基本の衣は、腰と脚に巻く縫わない布で、男女ともに着け、女性は胸布か肩掛けを加え、男性は腰から上を露わにすることが多かった。布は木綿、宮廷では絹で、優雅さは裁ちや仕立てではなく纏いにあった。
着方と特徴
下の布は腰で巻いて挟み、時にのちにチョンカベンと呼ばれる仕方で股に通し、釦なしで留める。慎みや位のためにスバイのような布を片肩に掛ける。スコータイの青銅像の洗練された姿は、この時代に好まれた滑らかで体に沿う纏いを示す。
歴史
スコータイは十三・十四世紀に初期のタイの王国として栄え、クメールやモンの隣人の影響を受けたその美術は、アユタヤまで続く纏う布の装いを記録する。のちのシャムの宮廷と日常の装いの優美な範を定めた。