概要
ファージンゲールは表着ではなく下の構造で、スペイン式は籐や鯨骨の輪で固めた円錐形のペチコート、のちのフランス式は腰でスカートを平らに張り出す詰め物の輪や車輪だった。
着方と特徴
ペチコートとガウンの下、腰で結び、外のスカートが体ではなくその形に沿って落ちるようにする。車輪式は裾を水平に張り出させてから真下に落とした。座ることや戸口を抜けるには慣れを要した。
歴史
スペイン式ファージンゲールは一五四〇年代までにイングランドに達し、太鼓形のフランス式がエリザベス一世の宮廷を席巻した。十七世紀初めに廃れ、のちの輪骨(フープ)やクリノリンの祖となった。