概要
ラフは細かく畳んだ布を糊で八の字の襞に固め、男女ともに首に巻く独立した襟である。一五〇〇年代半ばにシャツ襟の小さな襞飾りとして始まり、やがて非常な幅に広がった。
着方と特徴
八の字の襞に整え、ダブレットやガウンの襟の上から喉元で結び、時に針金の支え(サポータス)で支えた。最大のものは着るたびに糊づけと留め直しを要し、頭を誇らしく直立させた。
歴史
ラフは一五六〇年以降の糊のヨーロッパへの普及に伴い、エリザベス一世のもとで車輪状の極みに達した。高価な麻と無為の閑暇を見せびらかす装いである。十七世紀には縮んでステュアート朝の平らな垂れ襟となった。