概要

馬面裙は重なり合う二枚の裙からなり、前後の中央に無地の面(馬面)を共有し、両脇を鋭い襞で満たす。平らな面は縁飾りや織り・刺繍の意匠のよい下地となる。

着方と特徴

二つの滑らかな面が前後で重なるように巻き、腰で結ぶため、襞のある両脇は歩くと自在に動く。襖や襦などの上衣と合わせ、面の縁飾りが格を示す。

歴史

馬面の仕立ては宋までに現れ、明・清の女性の標準的な裙となった。長い衰退ののち、二〇一〇年代から日常の漢服の代表として復活し、今は伝統・現代双方の生地で作られる。