概要
頭を通す穴を開けた平らな布の輪で、肩と胸へ垂れる葉に切り分ける。古典的には四葉、のちの民間のものではもっと多い場合もある。葉ごとに刺繍し縁を取り、先には房や玉を下げることが多い。全体を一つの品として着脱する。すべての上に載るので、下の袍を変えずに、家の許すかぎり豪華にできる。
着方と特徴
頭から通し、自らの重みで落ち着く。一葉が前の中央、一葉が背、左右の肩に一葉ずつ。留具はない。婚礼の日に便利なのはそこで、借りものや譲られた袍から襟だけを外し、次の花嫁が着けられる。民間では、良い袍の肩を髪油から守る役目もある。飾りの品が働く衣に残った実際的な理由である。
歴史
四葉の襟は清よりずっと前から中国の美術に現れる。元や明の人物にも見え、系譜は中央アジアの装いへ遡られることが多い。ただし婚礼の定番となり、多くの地域と少数民族の刺繍の定番になるのは清と民国の数十年である。美術館の所蔵が清の作例に偏るのはそのためで、今日では漢服復興の装いの分かりやすい一要素になっている。