概要

冠は組み合わせである。宝石の輪、王が選ぶ標章——三日月、翼、鷲の頭、階段状の胸壁、光線——そしてその上のコリュンボス。帽子にしては大きすぎる球で、絹の内に束ねた王の髪と解されている。貨幣、磨崖浮彫、銀皿がこの組み合わせを十分に一貫して示すので、貨幣学者はそれで王朝を並べられる。慣行は珍しく文字どおりで、王が代われば冠も新しくなる。父の冠の変奏ではない。

着方と特徴

常に頭に載せていたわけではない。最も大きな冠は鎖で玉座の上に吊られ、王はその下に座した。複数の史料がそう伝え、金工の重さそのものがそれを裏づける。貨幣が見せているのは日常の着用ではなく儀礼の配置である。標章は主張として読まれる。翼は神ウルスラグナ、三日月は月、光線は神々しい栄光。そしてその全体が、上の覆いを満たすように結った髪の上に据えられる。

歴史

意匠は帝国より長く生きた。ササンの冠型は初期イスラムの貨幣に、中央アジアの君主の肖像に、東方の王を描くビザンツの図像に写され、コリュンボスは実物を見た者がいなくなって久しいペルシア絵画に残る。この地域で王権を指す略号になったのである。貨幣の大きさで読める標章——四世紀にわたり銀を打ち続けた王朝が必要としたのは、まさにそれであった。