概要

イタリア王国(1861年~1946年)はサヴォイア家が統治した統一国民国家であり、工業化、二つの世界大戦、そしてファシズムの時代をイタリアに経験させた。

主な動き

自由主義期のイタリアは制限選挙による議会制を採り、工業化する北部と貧しい南部の対立(「南部問題」)、大量移民、そしてアフリカでの植民地事業を抱えていた。イタリアは1915年に連合国側で第一次世界大戦に参戦し、大きな犠牲を払って勝利したが、戦後の不満と混乱がベニート・ムッソリーニのファシストへの道を開き、ローマ進軍(1922年)によってムッソリーニが権力を握った。その独裁政権は教皇庁とラテラノ条約を結び(1929年)、エチオピアに侵攻し(1935年)、ナチス・ドイツと同盟を組み、1940年に第二次世界大戦へ参戦した。

終わりと移行

軍事的敗北により1943年7月にムッソリーニが失脚し、休戦、ドイツによる占領、そして1945年の解放までの抵抗運動が続いた。ファシズムとのつながりで信頼を失った君主制は、1946年6月2日の国民投票によって廃止され、共和国が誕生した。