概要

小袖はあらゆる階層の日常の着物となった。女性の帯は細い紐から幅広で凝った結びの帯へと育ち、長い袖の振袖は未婚の若い女性を示した。男性は着物に羽織と袴を合わせ、裃は武士の礼装となった。

主な装い

染めと意匠が花開いた。友禅の糊置き友禅染(十七世紀後期)、絞り染め、型染めの小紋である。度重なる奢侈禁止令は、商人の趣味を落ち着いた藍や茶の色合いと見えない裏地へ——「いき」の美意識へ——向かわせ、浮世絵は最新の装いを流行図のように広めた。

移り変わり

木綿の湯上がり着だった浴衣は、夏の外着へと出ていった。やがて明治の開国とともに洋服が入り、すべてを作り替えていく。