概要

分立する宮廷と豊かな都市が、それぞれに贅を競った。イタリアの高級織物はヨーロッパ中で珍重された。

主な装い

女性は薄い下着カミーチャの上にガムッラやジョルネアと呼ばれるガウンをまとい、男性はジュッボーネ(ダブレット)にホーズを合わせた。生地に切れ込みを入れて下地を覗かせるスラッシングや、頭を飾るバルツォが流行した。エレオノーラ・ディ・トレドの肖像に見る織り模様の衣は、その頂点である。

移り変わり

十六世紀後半、スペイン風の硬く暗い装いが宮廷に広がり、流行の主導権はしだいにイタリアの外へ移っていった。