概要

まっすぐな一本の簪で、長さは十五から三十センチ。一方は無地の先、もう一方は彫りのある頭である。すべては頭が語る――宮中は金の龍頭や鳳凰頭、両班は玉や珊瑚、それ以外は木、角、真鍮で、朝鮮の禁制はどの階層がどの素材を使えるかを名指しした。短い形のチャムディは礼装の髢を留めた。

着方と特徴

髪を分けて襟足の低い位置でまとめ、ねじって輪にし、そこへ横向きに差し通して、片側に頭を、反対側に先を見せる。上に飾るものではなく留め具そのもので、抜けば髪型全体が落ちる。髷を結うのは既婚女性だけだったので、ピニョを挿すことは妻になるという出来事の目に見える部分であり、婚家からの贈り物でもあった。

歴史

髷に長い簪という形は地域に広く古いが、ピニョが規制された身分の標識になるのは朝鮮王朝で、金を使える者と使えない者を国家が定めた時代である。宮中の女性は儀礼のとき、テンギの紐やチョクトゥリの冠と合わせた。二十世紀の断髪と洋装が日常の用を終わらせ、今は婚礼、韓服の写真、時代劇に現れる。そこでは頭の形が今も一目で身分を示す。