概要

サーサーン朝の貴人の装いは、体に沿う前開きの上着かカフタンを中心とし、上衣とゆたかなズボンの上に着け、脚に布のリボンが翻るように結ぶ。王は高い宝玉の冠と、髷の上に集めた大きな髪の玉、コリュンボスを加えた。

着方と特徴

上着はズボンの上から腰で帯を締め、翻る脚のリボンと文様の細やかな絹が姿に動きと壮麗を与え、タゲ・ボスタンの彫刻やサーサーン朝の銀皿に打ち出される。色・文様・冠の形が、王と貴人の正確な位を告げた。

歴史

サーサーン朝の絹と装いはユーラシア全域で珍重され、その円形文様と上着・ズボンの裁ちを、ビザンツ・初期イスラム・唐の中国の装いに伝えた。サーサーン朝の宮廷の姿は、中世近東と中央アジアの袍の大きな源の一つである。