概要
アオ・ニャッ・ビンは前開きの長い袍で、広く平らな襟の部分が胸で長方形に合わさり、その名の由来となる。巨大な袖と全面に、鳳凰・花・文字を色と金で刺繍し、その色は着る人の正確な位で定まる。
着方と特徴
内の袍とズボンの上に前を開けて着け、紐で閉じ、宝玉の髪飾りを戴き、儀式では刺繍の大袖を広く垂らす。皇后・妃・王女が、宮廷の厳しい定めのもと、黄・赤その他の定められた色をそれぞれ着た。
歴史
アオ・ニャッ・ビンは十九世紀から二十世紀初めの阮朝の王家・貴族の女性の標準の礼服だった。長い衰えののち、とりわけ婚礼のために、ベトナムの歴史ファッション復興で最も人気のある衣の一つとなった。