概要

アオ・トゥー・タンは四枚の布からなり、縫い合わせた後ろと、自由に垂れてふつう腰で結び合わせる二枚の前身頃を持ち、鮮やかなイェムの胸当てと長いスカートかズボンの上に前を開けて着る。濃く無地の布は日常、色を重ねれば祭りの装いだった。

着方と特徴

イェムとスカートの上に着け、前身頃を腰で結ぶか垂らし、幅広の布帯・平たいクアイタオの笠・巻いた頭巾で仕上げる。全体が、クアンホの民謡歌い手と北部デルタの村々の装いである。

歴史

アオ・トゥー・タンは黎朝期の北部で形をとり、二十世紀に体に沿うアオザイに道を譲るまで、そこの農村女性の日常と祭りの装いだった。民俗・舞台の衣、そして北部の村の象徴として残る。